专利摘要:
ワイヤレス・データ送信に関連するチャネルの分類および識別を容易にするステムおよび方法が説明される。ここで説明されるように、パケットの送信のために指定されたチャネルは、パケット内の所定の位置におけるビットが選択されたチャネルの指標となる論理値にセットされることに基づいて、複数の使用可能なチャネルの中から選択され得る。さらにここで説明されるものとして、所定の位置からの論理値の抽出および対応するチャネルの識別は、メッセージの解析を要求せずにパケットの受信側によって実行され得る。ここで説明される1つの例において、個別制御チャネル(DCCH)は、所定の値にDCCHパケット内の論理チャネル識別子(LCID)ビットをセットすることによって識別され得る。別の例において、共通制御チャネル(CCCH)は、CCCHパケット内に含まれるメッセージ構造内のブール定数を埋め込むことによって認識され得る。
公开号:JP2011511539A
申请号:JP2010544439
申请日:2009-01-23
公开日:2011-04-07
发明作者:テニー、ナサン・エドワード;メイラン、アルナード;北添正人
申请人:クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated;
IPC主号:H04W92-10
专利说明:

[0001] 本出願は、「DCCHメッセージからのCCCHメッセージを識別するための方法および装置(METHODANDAPPARATUS FOR DIFFERENTIATING、CCCH MESSAGEFROM、DCCH MESSAGE)」と題される、2008年1月25日出願の米国仮特許出願第61/023,815号の利益を主張する。この仮出願は、参照によって本明細書に組み込まれる。]
技術分野

[0002] 本出願は、一般にワイヤレス通信に関し、特に、ワイヤレス通信システムにわたって送信される信号の識別のための技術に関する。]
背景技術

[0003] ワイヤレス通信システムは、様々な通信サービスを提供するために広く展開されている;例えば、音声、ビデオ、パケット・データ、放送、およびメッセージ・サービスは、そのようなワイヤレス通信システムを介して提供され得る。これらのシステムは、利用可能なシステム・リソースを共有することによって複数の端末のための通信をサポートすることができる多重アクセス・システムであり得る。そのような多重アクセス・システムの例は、符号分割多重接続(CDMA)システム、時分割多重接続(TDMA)システム、周波数分割多重接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多重接続(OFDMA)システムを含む。]
[0004] 一般に、ワイヤレス多重接続通信システムは、複数のワイヤレス端末のための通信を同時にサポートすることができる。そのようなシステムにおいて、各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上の伝送を介して1つまたは複数の基地局と通信することができる。順方向リンク(あるいはダウンリンク)は、基地局から端末への通信リンクのことであり、逆方向リンク(あるいはアップリンク)は、端末から基地局への通信リンクのことである。この通信リンクは、単一入力単一出力(SISO)、多入力単一出力(MISO)、多入力多出力(MIMO)システムによって確立されることができる。]
[0005] ワイヤレス通信システム内で行なわれる様々な処理は、例えば、1つまたは複数の加入するワイヤレス・デバイスが処理を遂行する1つまたは複数の様々なオプション(例えば、信号タイプ、通信チャネル等)を利用することができるような、それらの実施内で柔軟に行なうことができる。例えば、端末と基地局との間の接続確立処理の間、端末は、共通制御チャネル(CCCH:Commono Control Channel)あるいは個別制御チャネル(DCCH:Dedicated Control Channel)にわたって基地局に1つまたは複数のメッセージを伝達することができる。そのような処理において、指定されたメッセージのための基地局および/または別のデバイスは、メッセージが受信されるチャネルに依存する異なる処理フローを利用し得る。しかしながら、どのチャネルがメッセージの通信のために利用されているか目的デバイスが先験的(a priori)にわからない場合、目的デバイスは、正確なチャネルの識別および/または適切に対応する処理フローを選択し実行する際の困難さを経験し得る。従って、ワイヤレス通信システムの信号分類および/または区別のための改善された技術を実施することは望ましい。]
[0006] 以下では、さまざまな態様の基本的な理解を提供するために請求された主題のそのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての考えられる態様についての広範囲にわたる概説ではなく、そしてすべての態様の主要なまたは不可欠な要素を識別するようにも、任意のまたは全ての態様の範囲を示すようにも、意図されてはいない。その唯一の目的は、後で提示されるより詳細な説明に対する前置きとして簡略化された形態で開示される態様のいくつかの概念を提示することである。]
[0007] 1つの態様によれば、ワイヤレス通信システムの伝送に関連するチャネルを示す方法がここに説明される。方法は、第1のチャネルまたは第2のチャネルから送信されることになっているデータ・パケットのチャネルを識別することと;識別されたチャネルに関連するフォーマットに従って第1の層に関連するプロトコルを使用してデータ・パケットをフォーマットすることと;第1のチャネルが識別されている場合、第1の論理値に、または第2のチャネルが識別されている場合、第2の論理値に、データ・パケットの意図した受信側での第2の層によって既知の位置で、データ・パケット内のビットをセットすることと;を含み得る。]
[0008] 別の態様は、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)層プロトコル、第1のチャネル、第2のチャネル、および受信デバイスに関するデータを格納するメモリを備え得る、ワイヤレス通信装置に関する。ワイヤレス通信装置は、第1のチャネルと第2のチャネルから受信デバイスにプロトコル・データ・ユニット(PDU:Protocol Data Unit)を送信するためのチャネルを選択し、選択されたチャネルに関連するPDU構造に基づいてRRC層プロトコルを使用してPDUをフォーマットし、第1のチャネルが選択されている場合、第1の論理値に、または第2のチャネルが選択されている場合、第2の論理値に、受信デバイスにおけるメディア・アクセス制御(MAC:Medium Access Control)エンティティによって既知である所定の位置で、PDU内のビットをセットする、ように構成されたプロセッサをさらに備える。]
[0009] 第3の態様は、ワイヤレス通信システムのチャネル区別を容易にする装置に関する。装置は、パケットが送信されることになっているチャネルを決定するための手段と;決定されたチャネルを示す値にパケットのn番目の最上位ビットをセットすることと;を備える。ここで、nは、パケットの意図した受信側で既知である。]
[0010] 第4の態様は、コンピュータ可読媒体を含み得るコンピュータ・プログラム製品に関し、コンピュータ可読媒体は、MACPDUが第1のチャネルまたは第2のチャネルのどちらを使用して送信されることになっているか決定するためのコードと;MAC PDUが第1のチャネルを使用して送信されることになっている場合、第1の論理値に、またはMAC PDUが第2のチャネルを使用して送信されることになっている場合、第2の論理値に、MAC PDUの意図した受信機で先験的に既知であるMAC PDU内での所定のビット位置で、論理値をセットするためのコードと;を備える。]
[0011] 第5の態様は、データ送信内でチャネル識別情報を供給するためのコンピュータ実行可能な命令を実行する集積回路に関する。命令は、第1の論理チャネルと第2の論理チャネルで構成されるグループからデータ送信に関連する論理チャネルを選択することと;データ送信の意図した受信側で既知であるデータ送信内でのビット位置を識別することと;第1の論理チャネルが選択されている場合、0と1とで構成されるグループから選択された第1の値、または第2の論理チャネルが選択されている場合、第1の値と異なる0と1で構成されるグループから選択された第2の値に、識別されたビット位置をセットすることと;を備え得る。]
[0012] 別の態様によれば、パケット伝送に関連するチャネルを識別する方法がここに提供される。方法は、所定のビット位置にチャネル識別ビットを含む送信デバイスに関連する第1の層によって構成されたパケットを受信することと;チャネル識別ビットを得るため第2の層を使用してパケット内の所定のビット位置を分析することと;チャネル識別ビットの論理値に基づいてパケットに関連するチャネルを判定することと;を含み得る。]
[0013] さらなる態様は、送信局、第1のチャネル、第2のチャネルおよび整数nに関するデータを格納するメモリを含み得るワイヤレス通信装置に関する。ワイヤレス通信装置は、送信局からPDUを受信し、PDU内のn番目の最上位ビットの値を抽出し、抽出された値が第1の論理値である場合、PDUと第1のチャネルを関連付け、または抽出された値が第2の論理値である場合、PDUと第2のチャネルを関連付ける、ように構成されたプロセッサをさらに備え得る。]
[0014] さらなる態様は、送信されたパケットに関連するチャネルの識別を容易にする装置に関する。装置は、ネットワーク・デバイスからパケットを受信するための手段と;パケット内の所定の位置にあるビットの値を得るための手段と;得られたビット値に基づいてパケットが送信されたチャネルを判定するための手段と;を備え得る。]
[0015] ここで説明される別の態様は、コンピュータ可読媒体を含み得るコンピュータ可読媒体に関し、コンピュータ可読媒体は、MACPDUを受信するためのコードと;MAC PDU内の所定のビット位置に関連する論理値を抽出するためのコードと;抽出された論理値が0である場合、第1のチャネル・フォーマットに従ってMAC PDUを解析する、または抽出された論理値が1である場合、第2のチャネル・フォーマットに従ってMAC PDUを解析する、ためのコードと;を備える。]
[0016] さらに、別の態様は、データ送信が供給されるチャネルを識別するためのコンピュータ実行可能な命令を実行する集積回路に関する。その命令は、データ送信が供給されるデバイスに対して既知であるデータ送信内のビット位置を識別することと;データ送信の識別されたビット位置から0と1とで構成されるグループから選択された値を得ることと;得られた値が0である場合、第1のチャネルがデータ送信のために使用されたと判定する、または得られた値が1である場合、第2のチャネルがデータ送信のために使用されたと判定することと;を備え得る。]
[0017] 上記目的および関連した目的を達成するために、1つまたは複数の特許請求の範囲の主題は、以下で十分に説明され、そして特に特許請求の範囲の中で指摘される特徴を備える。以下の説明と添付の図面とは、1つまたは複数の特許請求の範囲の主題のある種の例示の態様を詳細に示している。しかしながら、これらの態様は、特許請求の範囲の主題の原理が、使用されることができる様々なやり方のうちの少しだけを示すにすぎない。そして説明される態様は、すべてのそのような態様と、それらの同等物とを含むように意図される。]
図面の簡単な説明

[0018] 図1は、様々な態様に従うワイヤレス通信システム内のチャネルを区別および識別するためのシステムのブロック図である。
図2は、様々な態様に従うデータ送信に関連するチャネル情報を埋め込み抽出するためのシステムのブロック図である。
図3は、様々な態様に従うワイヤレス通信システム内で実行され得る例示の接続確立処理を例証する。
図4は、ここで説明される様々な態様に従う利用され得る様々な例示のパケット構造を例証する。
図5は、ここで説明される様々な態様に従う利用され得る様々な例示のパケット構造を例証する。
図6は、ここで説明される様々な態様に従う利用され得る様々な例示のパケット構造を例証する。
図7は、データ・パケットが送信されたチャネルを示す受信機にデータ・パケットを送信するための方法のフローチャートである。
図8は、ワイヤレス受信機に対する送信にチャネル識別子を組み込むための方法のフローチャートである。
図9は、メッセージが送信されたチャネルを見出すためにワイヤレス通信システムにわたって送信されたメッセージを分析するための方法のフローチャートである。
図10は、ワイヤレス通信システムにわたって送信されたデータのためのチャネル識別を容易にするそれぞれの装置のフローチャートである。
図11は、ワイヤレス通信システムにわたって送信されたデータのためのチャネル識別を容易にするそれぞれの装置のフローチャートである。
図12は、ここで説明された様々な態様に従うワイヤレス多重接続通信システムを例証する。
図13は、ここで説明された様々な態様が機能し得る例示のワイヤレス通信システムを例証するブロック図である。] 図1 図10 図11 図12 図13 図2 図3 図4 図5 図6
実施例

[0019] 主張される主題の様々な態様が、次に図面を参照して説明される。ここで、同様の参照番号は、全体を通して同様な要素を意味するように使用される。以下の説明において、説明の目的のために、非常に多数の特定の詳細が、1つまたは複数の実施形態の完全な理解を提供するために説明される。しかしながら、そのような実施形態(単数または複数)は、これらの特定の詳細な説明なしに実行されることができることを、明らかにすることができる。他の例においては、よく知られている構造およびデバイスが、1つまたは複数の実施形態を説明することを容易にするためにブロック図形式で示される。]
[0020] 本願において使用されるように、「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」などの用語は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアのいずれであっても、コンピュータに関連したエンティティを意味するように意図される。例えば、コンポーネントは、それだけには限定されないが、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド(thread of execution)、プログラム、および/またはコンピュータとすることができる。例証として、コンピューティング・デバイス上で実行されるアプリケーションと、コンピューティング・デバイスとの両方は共に、コンポーネントとすることができる。1つまたは複数のコンポーネントは、プロセスおよび/または実行スレッドの内部に存在することができ、そしてコンポーネントは、1台のコンピュータ上に局所化され、および/または2台以上のコンピュータの間で分散されることができる。さらに、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造がその上に記憶されている様々なコンピュータ可読媒体から実行することもできる。コンポーネントは、1つまたは複数のデータ・パケット(例えば、ローカルシステム、分散システムにおける別のコンポーネントと、および/またはインターネットなどのネットワークを通して信号を経由して他のシステムと、相互作用する1つのコンポーネントからのデータ)を有する信号などに従って、ローカルおよび/またはリモートのプロセスを経由して通信することができる。]
[0021] さらに、様々な実施形態は、ここにおいて、ワイヤレス端末および/または基地局に関連してここで説明される。ワイヤレス端末は、ユーザに音声および/またはデータ接続を供給する装置と称することができる。ワイヤレス端末は、ラップトップ・コンピュータまたはデスクトップ・コンピュータのような、或いはそれは、携帯情報端末(PDA)のような内蔵型のデバイスのようなコンピューティング・デバイスと接続され得る。さらに、ワイヤレス端末は、システム、加入者ユニット、加入者局装置、移動局、移動体、遠隔ステーション、アクセス・ポイント、遠隔端末、アクセス・ターミナル、ユーザ端末、ユーザ代理人、ユーザ・デバイスあるいはユーザ装置と呼ぶことができる。ワイヤレス端末は、加入者局、ワイヤレス・デバイス、セルラ電話、PCS電話、コードレス電話、セッション初期化プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレス・ローカル・ループ(WLL:wireless local loop)局、携帯情報端末(PDA:personal digital assistant)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルド・デバイス、またはワイヤレス・モデムに接続された他の処理デバイスとすることができる。基地局(例えば、アクセス・ポイントまたはノードB)は、1つまたは複数のセクタを通じてエア・インターフェースにわたってワイヤレス端末と通信するアクセス・ネットワーク内のアクセス・ネットワークのデバイスとして参照することができる。基地局は、受信エア・インターフェース・フレームをIPパケットに変換することによって、インターネット・プロトコル(IP)ネットワークを含むことができるワイヤレス端末と残りのアクセス・ネットワークとの間のルータとして動作することができる。更に、基地局は、エア・インターフェースのための属性の管理を調整する。]
[0022] 更に、ここで記述される様々な機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせの形で実施されることができる。ソフトウェアの形で実施される場合、その機能は、コンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして記憶され、あるいは送信されることができる。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータ・プログラムの転送を容易にする任意の媒体を含めて、コンピュータストレージ媒体と、通信媒体との両方を含む。ストレージ媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる使用可能な任意の媒体とすることができる。例として、限定するものではないが、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で望ましいプログラム・コードを搬送し、または記憶するために使用されることができ、そしてコンピュータによってアクセスされることができる他の任意の媒体、を備えることができる。また、任意の接続は、コンピュータ可読媒体と適切に名づけられることもある。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア(twisted pair)、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、マイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、そのときには同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、マイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義の中に含まれる。ここにおいて使用されるようなディスク(Disk)およびディスク(disc)は、コンパクト・ディスク(CD:compact disc)、レーザ・ディスク(laser disc)、光ディスク(optical disc)、デジタル多用途ディスク(DVD:digital versatile disc)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイ・ディスク(blu-ray disc)を含み、ここでディスク(disks)は通常、データを磁気的に再生するが、ディスク(discs)は、レーザを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ可読
媒体の範囲内に含められるべきである。]
[0023] ここにおいて説明されるさまざまな技法は、符号分割多重接続(CDMA)システム、時分割多重接続(TDMA)システム、周波数分割多重接続(FDMA)システム、直交周波数分割多重接続(OFDMA)システム、単一キャリア−周波数分割多重接続(SC−FDMA)システム、高速パケットアクセス(HSPA)システム、他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムのために使用されることができる。用語「システム」と、「ネットワーク」とは、多くの場合に交換可能に使用される。CDMAシステムは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、CDMA2000などの無線技術を実施することができる。UTRAは、広帯域−CDMA(W−CDMA)と、CDMAの他の変形と、を含む。CDMA2000は、IS−2000規格と、IS−95規格と、IS−856規格と、をカバーする。TDMAシステムは、移動通信用グローバルシステム(GSM)などの無線技術を実施することができる。OFDMAシステムは、進化UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュ−OFDM(Flash−OFDM)などの無線技術を実施することができる。UTRAと、E−UTRAとは、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)の一部分である。3GPPロング・ターム・エボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの次にやってくるリリースであり、これは、ダウンリンク上のOFDMAと、アップリンク上のSC−FDMAとを使用する。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、「第3世代パートナーシップ・プロジェクト」(3GPP:3rd Generation Partnership Project)と名づけられた組織からの文献に記述される。さらに、CDMA2000とUMBは、「第3世代パートナーシップ・プロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)と名づけられた組織からの文献に記述される。]
[0024] 様々な態様または特徴は、いくつかのデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含むことができるシステムの観点から提示されることになる。様々なシステムは、追加のデバイス、コンポーネント、モジュールを含むことができ、および/または図面に関連して論じられるデバイス、コンポーネント、モジュールのうちの必ずしもすべてを含むとは限らない可能性があることを理解し、そして認識すべきである。これらのアプローチの組み合わせもまた、使用されることができる。]
[0025] 今、図面を参照して、図1は、ここで提供される様々な態様に従うワイヤレス通信システム中のチャネルの区別および識別のためのシステム100のブロック図を例証する。1つの例において、システム100は、任意の適切な通信方法を使用してシステム100内で互いに、および/または他のデバイスと通信できる、1つまたは複数のデバイスおよび/またはデバイス130を含むことができる。図1が2つのデバイス110および130を例証しているが、システム100が任意の数のデバイスを含むことができることが認識されるべきである。別の例において、第1のデバイス110は、第2のデバイス130に1つまたは複数のメッセージの送信を行なうことができる。しかしながら、デバイス110が「送信」デバイスとして指定され、デバイス130が「受信」デバイスとして表わされているが、通信がデバイス130からデバイス110に追加および/または代案として実行され得ることが認識されるべきである。さらに、デバイス110、および/またはデバイス130が、例えば、端末、基地局、および/または任意の他の適切なタイプのデバイスの機能性である、および/またはこれらの機能性を実施することが認識され得る。ここで使用され、技術的に一般であるように、端末は、ユーザ装置(UE)、アクセス端末(AT)、またはその同等なものと称され得る。さらに、基地局は、アクセス・ポイント(AP)、ノードB、またはその同等なものと称され得る。さらにここで使用されるように、基地局から端末への通信は、ダウンリンク(DL)または順方向リンク通信と称され、端末から基地局への通信がアップリンク(UP)または逆方向リンク通信と称される。] 図1
[0026] 1つの態様によって、送信デバイス110は、周波数、コード、またはその類似のものの1つまたは複数のチャネルにわたって受信デバイス130にデータを伝達し得る。1つの例において、送信デバイス110によって利用されるチャネルは、様々な要因に基づいて1セットの複数の使用可能なチャネルから選択することができる。従って、チャネル・セレクタ112、および/または他の適切な手段は、受信デバイス130にメッセージを送信するために利用するチャネルを選択するために送信デバイス110によって採用され得る。チャネル・セレクタ112によって選択されたチャネル、および/またはデータ・ソース116から得られたデータに基づいて、メッセージ生成器114は、メッセージをフォーマットし、生成するために使用され得る。そのメッセージは、その後、受信デバイス130に供給され得る。受信デバイス130において、メッセージは、メッセージ分析器134によって処理され得る。メッセージ分析器134は、メッセージに関連するチャネルを識別するために、チャネル識別器132、および/または任意の他の適切な手段と結合して動作することができる。追加、および/または代案として、データは、データ・シンク136に供給され得る。]
[0027] 送信デバイス110が複数の可能なチャネルのうちの1つを使用して受信デバイス130にメッセージを供給することができるという例において、メッセージ生成器114によってメッセージに適用されるフォーマットは、メッセージに対して利用されるチャネル・セレクタ112によって選択されるチャネルに依存して変化することができる。従って、受信デバイス130におけるメッセージ分析器134は、適切な方法でメッセージを解析するために、どのチャネルが送信デバイス110によって使用するために選択されたかを判定するチャネル識別器132を利用し得る。しかしながら、受信デバイス130にメッセージを供給するために送信デバイス110によって利用されたチャネルが明らかでない、またはさもなければ、受信デバイス130ですぐに利用可能とならない場合、受信デバイス130のチャネル識別器132は、正確なチャネルを識別する際に困難さを経験する場合がある。それは、メッセージの非効率な解析をもたらす。例えば、受信デバイス130は、どのチャネル識別器132が適切なチャネルを識別するために、正確に解析されたメッセージのバージョンを判定するため利用されるのか基づいて、複数回メッセージを解析することを強いられ得る。あるいは、受信デバイスは、追加の処理を実行する前に適切なチャネルを識別するために、パケット・ヘッダまたはそれと同等なもののような、メッセージの一部を解析することを強いられ得る。しかしながら、この方法における部分的な解析は、複数回にわたり層の間を受信メッセージが通ることを受信デバイス130に要求することがある。それは、受信デバイスの性能を低下させ得る。]
[0028] 従って、既存のワイヤレス通信システムの上記欠点、および/または他の欠点を緩和するために、送信デバイス11は、メッセージそれ自身内に受信デバイス130にメッセージを伝達するために利用したチャネルの表示を供給し得る。例えば、これは、メッセージを送信するために利用したチャネルに対応する論理値にメッセージ内の所定の位置におけるビットをセットすることで遂行することができる。1つの例において、メッセージ内の所定の位置は、送信デバイス110および受信デバイス130の両方で先験的に既知であり得る。例えば、位置は、それぞれのデバイスの最初のセットアップでデバイス110、および/またはデバイス130に関連する、それぞれのメモリ120、および/またはメモリ140にプログラムされ得る。代案として、デバイス110および/またはデバイス130は、1つまたは複数の他のデバイス110および/または130に1つまたは複数の先行するメッセージ内において位置を通知し得る。別の代案として、デバイス110および/またはデバイス130に位置を供給する任意の他の適切な技術が利用されてもよい。]
[0029] 1つの態様に従って、送信デバイス110から受信デバイス130に送信されたメッセージ内の所定の位置にビットをセットすることによって、受信デバイス130のチャネル識別器132は、所定のビット位置におけるメッセージの論理値を判定することにより、適切なチャネルを識別することができる。1つの例において、チャネル識別器132がメッセージ自体を解析できない場合でさえ、チャネル識別器132は、メッセージにおける所定のビット位置を調べるために利用される。その結果、単一パス内において識別されたメッセージおよび適切に解析されたメッセージに関連するチャネルが割り当てられる。例えば、送信デバイス110における第1の層は、既知の値にメッセージ内の与えられた位置でビットをセットすることができ、受信デバイス130における第1の層より低い第2の層は、与えられた位置ある値を得るためにメッセージを分析し得る。このように、システム100によって例証される様々な技術が設計による階層化関数として本質的に機能することが認識され得る。ここで、受信デバイス130において与えられた層は、受信デバイス130において与えられた層が適切に解析する十分な知識を欠く、より高い層のプロトコルを使用している送信デバイス110によって符号化されたデータから情報を得ることができる。]
[0030] 特定の例示のために、送信デバイス110から受信デバイス130に送信されたメッセージは、接続確立メッセージであり得る。それは、共通制御チャネル(CCCH)または個別制御チャネル(DCCH)のいずれかにわたって送信され得る。チャネル・セレクタ112が適切なチャネルを選択した後、メッセージ生成器114は、選択されたチャネルのためのメッセージをフォーマットすることができる。加えて、メッセージ生成器114は、使用されたチャネルを表わすことに対応する論理値(例えば、CCCHに対して0およびDCCHに対して1、或いはその逆)にメッセージ内の所定のビットをセットし得る。所定のビット位置に加えて、CCCHとDCCHとの間のマッピングおよびそれらに対応する論理値は、受信デバイス130のチャネル識別器132がメッセージ内の適切なビットの論理値を検査することによって正確なチャネルを判定できるような、受信デバイス130によって先験的に既知になり得る。]
[0031] 上記の例は、1つの所定のビット位置および2つの可能なチャネルを含むシナリオを説明しているが、ここで説明した技術は、任意の適切な数のビット、および/または任意の適切な数のチャネルに拡張できることが認識されることができる。例えば、上記と類似した技術は、任意の整数値nに対して、送信デバイス110と受信デバイス130との間のメッセージ内の所定の隣接した、および/または隣接していないビット位置をn値にセットすることによって2n個の潜在チャネル(potential channel)までの間を区別するために利用されることができる。]
[0032] 別の態様に従って、送信デバイス110は、チャネル・セレクタ112、メッセージ生成器114、データ・ソース116、および/またはここで説明された任意の他のコンポーネントの少なくとも一部を実施するためにプロセッサ118、および/またはメモリ120を利用し得る。さらに、受信デバイス130は、チャネル識別器132、メッセージ分析器134、データ・シンク136、および/または受信デバイス130の任意の他のコンポーネントのいくらかまたは全ての機能を実施するためにプロセッサ138、および/またはメモリ140を含み得る。1つの例において、送信デバイス110のプロセッサ118、および/または受信デバイス140のプロセッサ138は、それらそれぞれの機能性のいくらか或いは全てを自動化するために1つまたは複数の人工知能(AI)技術をさらに利用することができる。ここで使用されるように、用語「知能」は、システムについての既存の情報に基づいてシステムの現在または将来の状態についての結論を推論する或いは引き出す、例えば、推測する、能力を指す。人工知能は、特定の前後関係或いはアクションを認識するため、または人の介在がないシステムの特定の状態の確率分布を生成するために使用され得る。人工知能は、システム上の利用可能なデータ(情報)のセットに高度な数学的アルゴリズム、例えば、決定木、ニューラル・ネットワーク、クラスタ分析、遺伝アルゴリズム、および強化学習、を適用することに依存する。特に、多数の方法のうちの1つは、データから学習し、次に、モデルから推論を引き出すために採用され得る。そのモデルは、例えば、隠れマルコフ・モデル(HMMs)、関連するプロトタイプの依存モデル、例えば、ベイズ・モデル・スコア(Bayesian model score)または近似を使用して構造探索によって作られるような、ベイジアン・ネットワーク(Bayesian networks)のようなより一般的な確率グラフィカル・モデル(probabilistic graphical models)、ベクトル・マシン(SVMs)をサポートするような線形分類、ニューラル・ネットワークの方法として称される方法のような非線形分類、ファジー理論の方法、および以下で説明される様々な自動化された態様を実施することに従う(データ融合等を実行する)他のアプローチで構成される。]
[0033] 今、図2を参照して、様々な態様に従ってデータ送信に関連するチャネル情報を埋め込み、抽出するためのシステム200が例証される。図2が例証するように、システム200は、送信デバイス210を含み得る。その1つの例において、送信デバイス210は、受信デバイス230への1つまたは複数のメディア・アクセス制御(MAC)プトコル・データ・ユニット(PDU)220のカプセル化されたメッセージを送信し得る。システム200によって例証される通信は、アップリンク通信になり得る。ここで、送信デバイス210は、UEであり、受信デバイス230は、ノードBであり、或いは代替として、通信は、NodeBからUEまでのダウンリンク通信となり得る。さらに制限しない例示のために、システム200によって例証される送信は、デバイス210とデバイス230との間の接続確立手段の一部として行なわれ得る。利用され得る接続確立手段の様々な例は、さらに詳細に以下で説明される。] 図2
[0034] 1つの態様に従って、送信デバイス210は、PDU220を伝達するために多数の論理チャネル(例えば、CCCH、DCCHなど)のうちの1つを利用し得る。1つの例において、チャネル・セレクタ212は、適切なチャネルを選択するために送信デバイス210によって使用され得る。選択されたチャネルに基づいて、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)層メッセージ生成器214は、選択されたチャネル・フォーマットに従ってPDU220内で送信されるメッセージをフォーマットするために利用され得る。別の例において、PDU220内でカプセル化されるRRCメッセージの生成は、送信するPDU220で利用されるチャネルの機能として、および/またはチャネルに関連するメッセージ・フォーマットの機能として(例えば、共に詳細に以下で説明される、図4のDCCHPDUフォーマット400、および/またはCCCH PDUフォーマット500)実行され得る。] 図4
[0035] RRC層メッセージ生成器214によってメッセージを生成およびフォーマットした後で、PDU220は、受信デバイス230に送信され得る。PDU220を受信した後で、受信デバイス230のMAC層メッセージ分析器232は、PDU220のための最初の処理を実行し得る。しかしながら、ある場合において、PDU220は、PDU220が伝達された論理チャネルが受信デバイス230に対して既知でない方法で受信デバイス230において受信され得る。別の言い方をすれば、MAC層のメッセージ分析器232のような、受信デバイス230におけるMACプロトコル層に関連する1つまたは複数のエンティティは、それぞれのPDU220に供給されるより高い層のRRCメッセージをトランスペアレント(transparently)にパスするために動作し得る。しかしながら、そのような場合において、受信デバイス230のMAC動作が与えられたPDU220が着信したかについて論理チャネルに依存され得ることが認識される。したがって、受信デバイス230のMAC層がトランスペアレントに動作し、PDU220が複数のチャネル(例えば、CCCHまたはDCCH)で着信し得る本文中において、MAC層に対して利用可能な情報に基づいて論理チャネル間を識別するMAC層のための用意された従来の方法がない。同様に、この困難は、受信デバイス230の機能性を妨害し得る。例えば、MAC層メッセージ分析器232、および/または受信デバイス230の他のコンポーネントは、PDUが受信されるチャネルに基づいて、いくつかの場合に異なる処理フローで実行され得る。特に、MAC層のメッセージ分析器232、および/または受信デバイス230の他のコンポーネントは、別々に処理され、PDU220は、異なるソフトウェア・コンポーネントに送られ得る、および/またはPDU220の処理の他の態様は、PDU220に関連する論理チャネルに依存して変更され得る。]
[0036] 従って、PDU220が通信されるチャネルの認識を容易にするために、送信デバイス210は、PDU220内の所定の位置におけるPDU内に、1つまたは複数のフラッグまたは共通制御ビット(CCB)222をセットし得る。CCB222は、PDU220に関連するチャネル確定するため、および結果としてPDUのフォーマット確定するために、MAC層メッセージ分析器232、チャネル識別器234、および/または受信デバイス230の他の適切なコンポーネントによって続いて利用され得る。]
[0037] 1つの態様に従って、RRC層プロトコルは、PDU220内の適切な位置にCCB222をセットするために、送信デバイス210、例えば、RRC層メッセージ生成器214および/または別の適切なコンポーネントによって利用され得る。1つの例において、PDU220内のCCB222の位置は、送信デバイス210および受信デバイス230に対して先験的にあらかじめ定められ、既知となることができる。それは、送信デバイス210によって利用されたRRCメッセージ・フォーマットの知識を有していなくとも、受信デバイス230におけるMAC層メッセージ分析器232がPDU220内のCCB222を読み出すことができる。従って、1つの例において、受信デバイス230におけるMAC層メッセージ分析器232および/またはチャネル識別器234は、PDU220を検査し、PDU220内のCCB222の位置を位置付け、CCB222の論理値を判定することによってPDU220に関連するチャネルを識別することができる。PDU220内のCCB222の位置は、n番目の最上位ビット(例えば、4番目に最上位ビットおよび/または他の適切なビット位置)に固定される、或いはそれぞれのPDU220内のCCB222の位置が時間にわたり動的に変化するように構成されることが認識され得る。さらに、複数のCCB222が例えば2つの可能なチャネルより多くのセットからチャネルの識別を容易にするためにPDU220内に供給されることが認識され得る。]
[0038] 別の態様に従って、送信デバイス210によって利用され得る論理チャネルの間のマッピング関係およびPDU220内のCCB222のそれぞれの値は、送信デバイス210および受信デバイス230にさらに先験的に既知となり得る。したがって、送信デバイスは、第1の論理値(例えば、1)にCCB 222をセットすることよって第1のチャネル(例えば、DCCH)、或いは第2の論理値(例えば、0)にCCB222をセットすることよって第2のチャネル(例えば、CCCH)を示すことができる。PDU220内のCCB222の位置決めと似た方法で、それぞれのチャネルとCCB222の対応する値との間のマッピングは、固定および/または動的に構成され得る。]
[0039] さらなる態様に従って、PDU220に関連するチャネルを判定するためにCCB222を分析するプロセスは、設計された層化妨害(layering violation)として受信デバイス230において実行され得る。特に、受信デバイス230のMAC層プロトコルは、MAC層プロトコルがビット・ストリームを適切に解析するためのRRCメッセージ・フォーマットの十分な知識を欠き得るという事実にもかかわらず、PDUによって供給されるRRC−符号化ビット・ストリームを分析し、そのビット・ストリームの一部から正確な情報を抽出することを可能にさせ得る。従って、1つの例において、PDUを解析するためにRRC層の知識を欠く場合でさえも、MAC層メッセージ分析器232は、CCB222からの情報を得るためにPDU220に関する十分な構造情報を供給し得る。そのため、システム200に関連する通常の解析手段が回避され、異なる層によって供給されるデータが利用され得る。]
[0040] 次に図3を参照して、一連の図302−306は、様々な態様に従ってワイヤレス通信システム内で実施され得る例示の接続確立手段を例証することが提供される。しかしながら、図3によって例証され、以下のように説明される手段がここで説明されるチャネル区別の技術を利用できる手段の限定されない例示として単に提供され、明示的に定められた別なものがない限り、ワイヤレス通信システムのデバイス間のデータの送信を含む、いかなる適切な手段もがここで説明された技法の範囲およびここに添付した特許請求の範囲内に収まるよう意図されることを理解するべきである。] 図3
[0041] 1つの例において、略図302−306によって例証された手段は、1つまたは複数の進化ノードBs(eNB)および1つまたは複数のUE320を含む3GPPLTE通信システムのような、ワイヤレス通信システム内で利用され得る。別の例において、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)、および/または別の適用可能なアップリンク・トランスポート・チャネル(uplink transport channel)は、例えば、接続セットアップのための最初のアクセス、位置エリアのアップデート、またはそれらと同様なもの、のためにUE320からeNB310に制御情報を転送するために利用され得る。追加および/または代替として、RACHは、小さなおよび少ないユーザ・データ・パケットの移送のために利用され得る。1つの態様に従って、RACHは、競合チャネル(contention−based channel)として機能し得る。ここで、衝突は、同時にRACHにアクセスするいくつかのUE 320により生じ、その結果として、最初のアクセス・メッセージは、eNB 310によって復号化できない。]
[0042] 1つの態様に従って、UE320は、略図302によって示されるような図3によって例証されたプロセスを初期化することができる。ここで、UE320は、物理的RACH(PRACH)を使用してeNB310に第1の物理的メッセージ330(例えば、メッセージ1)を送る。1つの例において、メッセージ1 330は、署名シーケンスを含む最初のアクセス要請メッセージであり得る。次に、略図304によって例証されるように、eNB310は、それ自身のメッセージ340(例えば、メッセージ2)で応答し得る。1つの例において、メッセージ2 340は、メッセージ1 330のUE 320によって供給される署名シーケンスをエコーし得る。さらに、メッセージ2 340は、UE320が略図306によって例証されるようなメッセージ3 350を送信することを可能にするアップリンク許可、トランスポート・フォーマット、および/またはタイミング進歩(timing advance)を含み得る。1つの例において、メッセージ3 350は、要求に対する理由(reason)を含む接続要求メッセージを含み得る。メッセージ3 350は、アップリンク共有チャネル(UL−SCH)トランスポート・チャネル上でトランスポートされ得る。] 図3
[0043] 別の態様に従って、エア(例えば、ワイヤレス)インターフェースにわたって最初のアクセスを実行するために、略図302−306によって例証された手段は、物理的なランダム・アクセス手段として実施され得る。1つの例において、手段は、RACHおよび2つの物理チャネル、例えば、PRACHおよび捕捉インジケータ・チャネル(AICH:Acquisition Indication Channel)を利用し得る。RACHは、アップリンク物理チャネル(例えば、PRACH)にマップされ得るが、AICHは、ランダム・アクセス制御のために使用されるPRACHを備えたペアとして存在する共通チャネルとして実施され得る。]
[0044] 1つの例において、UE320によって受信されたメッセージ2 340は、後のメッセージ3 350のULリソース許可を示し得る。従って、UE 320は、第1のスケジュール化されたメッセージを送信し得る。この第1のスケジュール化されたメッセージは、eNB310へのRRCメッセージを含むことができる。従って、略図306によって例証されるように、メッセージ3 350が(例えば、eNB310からのメッセージを介して)UE 320に割り当てられたスケジュール化されたリソースを使用する、UE320からeNB310への第1の通信であることが認識され得る。1つの例において、実施される使用事例に依存して、メッセージ3 350に関連するRRCメッセージは、例えば、CCCHまたはDCCHによって伝達され得る。しかしながら、略図306によって例証されたプロセスのステージにおいて、eNB310は、どの使用事例が実施されるか、そしてその結果としてどのチャネルがメッセージ3 350の送信のために利用されるか決定するためにUE320からの十分な情報を有し得ない。]
[0045] 従って、eNB310および/またはUE320は、メッセージ3 350上でCCCHとDCCHを区別するためにここで説明されるような様々な技術を実施することができる。特定の例示のために、DCCHメッセージは、1オクテットまたはそれ以上の長さを備えた標準MACサブ−ヘッダを利用するように構成され得る。それは、DCCHのためのMACヘッダがメッセージ3 350に対応するMACPDU(例えば、パケット)内の第1のオクテットを占有する。反対に、CCCHは、MAC PDU内の第1のオクテットがRRCメッセージによって代わりに占有され得るような、MACヘッダを全く使用しないように構成され得る。CCCHおよび/またはDCCH送信のためのMAC PDUを構成するための様々な技術は、以下にさらに詳細に説明される。]
[0046] 今、図4を参照して、ここで供給される様々な態様に従って利用され得る第1の例示のパケット構造400が示される。1つの例において、パケット構造400は、DCCHを使用して送信されたメッセージに適用され得るMACPDUフォーマットを例証する。しかしながら、図4−6によって例証されるパケット構造或いは別の構造を含む、任意の適切なパケット構造がここで説明される技法で利用されることが認識されるべきである。1つの態様に従って、パケット構造400は、8ビット構造になり得る。それは、後ろに論理チャネル識別子(LCID)が続く1つまたは複数のヘッダ・ビットを含み得る。構造400は、5ビットのLCIDを例証しているが、LCIDが任意の適切な長さになり得ることが認識されるべきである。さらに、LCIDは、構造400の少なくとも有効ビットに位置しているが、LCIDは、代わりに任意の適切な方法で位置付けされ得る。] 図4
[0047] 1つの例において、構造400のヘッダ・ビットは、1つまたは複数の予約ビット(Rで示される)および/または1つまたは複数の拡張ビット(Eで示される)を含むことができる。拡張ビットは、例えば、MACサブヘッダが構造400に続くことを示すことができる。追加のおよび/または代替として、1つまたは複数の予約ビットは、要求ビットまたは「ハッピー」ビットとして利用され得る。それは、送信エンティティがさらにリソースを要求することを示すために使用され得る。別の例において、LCIDは、11100および/または任意の適切な値にセットされ得る。]
[0048] 図5は、ここで提供される様々な態様に従って利用され得る第2の例示のパケット構造500を例証する。1つの例において、パケット構造500は、CCCHを使用して送信されたメッセージに適用され得るMACPDUフォーマットを例証する。しかしながら、図4−6によって例証されるパケット構造または他の構造を含む任意の適切なパケット構造がここで説明された技術で利用されることが認識されるべきである。1つの態様に従って、パケット構造500の最上位ビットは、メッセージ・タイプ・フィールドを割り当てることができる。さらに例証されるように、パケット構造500内の最上位でないビットは、CCBおよび/または他のRRCフィールドを割り当てられ得る。パケット構造500は、3ビットのメッセージ・タイプ・フィールドを例証しているが、メッセージ・タイプ・フィールドが任意の適切なサイズおよび/または位置を利用することが認識され得る。例えば、メッセージ・タイプ・フィールドのサイズは、DCCHパケット構造400で供給される予約および/または拡張ビットの数と一致するように選択され得る。そのため、CCCHパケット構造500で供給されるCCBがDCCHパケット構造400で供給されるLCIDに対応するビットの値と常に反対にセットされる。そのようにする際、DCCHは、構造500のCCBに関連する位置(例えば、4番目のビット位置)を検査することでCCCHと区別され得ることが認識される。] 図4 図5
[0049] 従って、図6によって例証された例において、DCCHパケット構造602は、CCCHパケット構造604内のCCBに対応する位置にあるビットの論理値を検査することによってCCCHパケット構造604と区別され得る。例示のDCCHパケット構造602が11100のLCID値を例証するとともに、CCCHパケット構造604内のCCBは、0にセットされ得る。それは、DCCHパケット構造602によって供給されるLCID内の最上位ビットの値と反対の値である。従って、DCCH構造602によって供給されるLCIDフィールドの最上位ビットおよび/またはCCCH構造604に示されるCCBは、パケットに関連するチャネルを判定する際に関連したパケットを受信するエンティティを支援するためにCCBとして扱われることが認識され得る。1のCCB値は、図6のDCCHに関連し、0のCCB値は、図6のCCCHに関連するが、代わりに、DCCHおよびCCCHは、それぞれ0と1の論理値によって示され得ることが認識されるべきである。さらに、ここで例証され、説明された概念は、それぞれのチャネルの間の任意の適切なマッピングおよび対応する論理値に基づいて任意の適切な論理チャネル間を認識するために適用し得ることが認識されるべきである。] 図6
[0050] 図5を参照して、CCCHパケット構造500のメッセージ・タイプ・フィールドは、1つの例において、CCBが4番目のビットを占めDCCH構造400内のE/R/Rビットと衝突しないことを保証するために割り当てられ得る。1つの例において、メッセージ・タイプ・フィールドは、構造500によって例証されるパケットに対応するCCCHによって伝送されるRRCメッセージのタイプを示し得る。例えば、メッセージ・タイプ・フィールドは、RRC接続要求メッセージ(RRC CONNECTION REQUEST message)、RRC接続再確立要求メッセージ(RRC CONNECTION RE−ESTABLISHMENTREQUEST message)、および/または任意の他の適切なメッセージ・タイプを示すことができる。] 図5
[0051] 1つの態様に従って、CCBは、1ビットのフィールドとしてCCCH構造500内で符号化され、DCCH構造400内の予約LCIDの対応する位置に現われる値と反対の固定値にセットされ得る。別の態様に従って、抽象構文記法#1(ASN.1:Abstract Syntax Notation #1)メッセージ構造は、CCCH構造500内のCCBが以下のようにメッセージ・タイプの選択で定義された任意のメッセージの第1のフィールドであることを保証するために活用され得る。技術において一般に知られている、ASN.1は、前記のメッセージが符号化されたビット・ストリームとしてトランスポートされ得ることを保証するためにメッセージのための符号化フォーマットとして利用され、トランスポート媒体より低い層の特性の知識および/または同様の情報を要求せずに受信エンティティによって理解され得る。]
[0052] 1つの例において、ASN.1メッセージは、それぞれのフィールドがそれらの現われる順序で符号化されるような、フィールドのセットとして構成され得る。従って、CCCH構造500を含むフィールドは、CCBがメッセージ・タイプ・フィールドの後ろの第1のビット位置で符号化されるようなネスト化された方法で配置され得る。例えば、CCCH構造500は、以下の表1に例証されたASN.1メッセージ・フォーマットを使用して構成され得る。



表1に示されるASN.1メッセージ構造を利用することによって、ASN.1の符号器は、構造500で示されるような4番目のアウトプット・ビットが予約ビットCCBの値を含むようなビット・ストリームを作り出し得る。第1に、メッセージ・タイプ・フィールドが8つの可能なメッセージ・タイプの中からの選択として表1に定義され、その結果、メッセージ・タイプ選択が3ビット値を採用する結果になることが観測され得る。1つの例において、メッセージ・タイプ・フィールドは、1つまたは複数の既知のメッセージ・タイプrrcメッセージA(rrcMessageA)および/またはrrcメッセージB(rrcMessageB)を指定することができる。それらは、例えば、それぞれRRC接続要求メッセージ(RRC CONNECTION REQUEST message)および/またはRRC接続再確立要求メッセージ(RRC CONNECTION RE−ESTABLISHMENTREQUEST message)に対応し得る。さらに、テーブル1が例証するように、メッセージ・タイプ・フィールドは、要求されたサイズ(例えば3ビット)にメッセージ・タイプ・フィールドのサイズを埋め込むために1つまたは複数のスペアまたはヌルの選択をさらに含み得る。]
[0053] 追加として、ネスティングの任意の与えられた深さにおいて、現われるフィールドがメッセージの前方で符号化されることが要求される、オプションのフィールドのための存在ビット(presence bit)のような特定のメタデータがない限り順番に符号化されることになる、テーブル1のASN.1のメッセージ構造から認識され得る。従って、オプションのフィールドがメッセージ内に存在する場合、オプションのフィールドに関連するネスティングの層に符号化された第1の事項は、オプションのフィールドの存在および/または欠如を指定するビットのリストになり得る。しかしながら、このような場合において、第1のフィールドのコンテンツは、トランスポートされたビット−ストリームの第1のビットとして符号化され得ないことが認識される。従って、テーブル1は、(例えば、rrcMessageA、 rrcMessageB等の)それぞれのメッセージ・フォーマットが、メッセージの第1のビットとして固定されたブール値(例えば、誤りまたは0)にセットされる、ディスクリミネータ・ビット(例えば、CCB)を配置するためにシーケンス構造内にフォーマットされ得ることを例証する。追加として、メタデータ・フィールドがCCBに先立って符号化されるのを防ぐために、テーブル1は、それぞれのメッセージ・フォーマットのリマインダがネスティングのより深い層においてシーケンス構造にカプセル化され得ることを例証する。それは、メッセージのレマインダに関連する任意のメタデータがネスト化されたリマインダに関連し、CCBの前のビット−ストリームに現われないことになる。]
[0054] 図7−9を参照して、ここで説明された様々な態様に従って実行され得る方法が例証される。説明の単純化の目的のために、方法は、一連の動作として示され、説明されるが、この方法は、いくつかの動作がすることができるような動作の順序に限定されず、1つまたは複数の態様に従って、ここで示され、説明された動作と異なる順序および/または別の動作と同時に生じることが理解され、認識されることになる。例えば、当業者は、方法が状態図のような、一連の相関関係のある状態またはイベントとして代わりに表わされ得ることを理解し、認識することになる。さらに、例証された全てでない動作が、1つまたは複数の態様に従って方法を実施するために要求され得る。] 図7
[0055] 図7を参照して、受信機(例えば、システム100内の受信デバイス130)に、データ・パケットが送信されるチャネルを示す、データ・パケットを送信するための方法700が例証される。例えば、方法700は、例えば、基地局、ワイヤレス端末、および/または他の適切なネットワーク・デバイス(例えば、送信デバイス110として動作するネットワーク・デバイス)によって実行され得る。方法700は、ブロック702において始まる。ここで、データ・パケットが受信機に送信されることになる第1のチャネル(例えば、CCCH)または第2のチャネル(例えば、DCCH)のうちの1つが識別される。ブロック704において、データ・パケットは、ブロック702において識別されたチャネルと関連するフォーマットに従って第1の層(例えば、RRC)を使用してフォーマットされる。次に、ブロック706において、ブロック704で利用された第1の層より低い受信機(例えば、MAC)での第2の層によって既知の位置におけるデータ・パケット内のビットは、第1のチャネルが識別される場合、第1の論理値(例えば、0)に、或いは第2のチャネルが識別される場合、第2の論理値(例えば、1)に、セットされる。最後に、ブロック708において、データ・パケットは、受信機に送信される。] 図7
[0056] 図8は、ワイヤレス受信機(例えば、受信デバイス230)に対する送信にチャネル識別子を組み込むための方法800を例証する。方法800は、例えば、ノードB、UE、および/または(例えば、送信デバイス210として動作する)他の任意の適切なネットワーク・デバイスによって実施され得る。方法800は、ブロック802において始まる。ここで、チャネルは、受信機にMACPDU(例えば、PDU220)を送信するために利用されるCCCHまたはDCCHから選択される。ブロック804において、受信機でのMACエンティティによって既知のMAC PDU内での所定のビット位置が識別される。] 図8
[0057] 次に、方法800は、ブロック806に移る。ここで、方法800は、ブロック802でDCCHまたはCCCHのいずれが選択されたかに基づいて分岐する。DCCHが選択された場合、方法800は、ブロック808に続く。ここで、ブロック804で識別されたMACPDUのビット位置にあるマルチ−ビットLCIDのビットは、(例えば、略図602によって例証されるように)第2の論理値とは異なる第1の論理値(例えば、1)にセットされる。その一方、CCCHが選択された場合、方法800は、代わりにブロック810に進む。ここで、MAC PDUは、ブロック808で使用された第1の論理値とは異なる第2の論理値(例えば、0)に識別されたビット位置セットにおける(例えば、略図604によって例証されるように)ビットを有するRRCメッセージを伝達するために構成される。最後に、ブロック808またはブロック810のいずれかで説明された動作が完了した後、方法800は、ブロック812で終えることができる。ここで、MAC PDUは、ブロック802で選択されたチャネルを使用して、受信機に送信される。]
[0058] 図9を参照して、メッセージが送信されたチャネルを見出すためにワイヤレス通信システムにわたって送信されたメッセージを分析するための方法900が例証される。例えば、アクセス・ポイント、移動局、および/または(例えば、受信デバイス130および/または230として動作する)任意の他の適切なネットワーク・デバイスによって実施され得る。方法900は、ブロック902で始まる。ここで、所定のビット位置にチャネル識別情報を含む送信機の第1の層(例えば、RRC)によって構成されたメッセージが識別される。次に、ブロック904において、第1の層より低い第2の層(例えば、MAC)がその中のチャネル識別情報を得るためにブロック902で受信されたメッセージの所定のビット位置を分析するために利用される。その後、方法900は、ブロック906で終わることができる。ここで、ブロック902でメッセージを送信するために使用されたチャネルは、ブロック904で得られたチャネル識別情報に基づいて判定される。] 図9
[0059] 今、図10を参照して、ワイヤレス通信システム内のチャネル区別を容易にする装置1000が例証される。プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実施される機能を表わす機能ブロックであるような、機能ブロックを含むように表わされる装置1000が認識されることになる。装置1000は、(例えば、基地局、モバイル端末、等)他のデバイスに送信を実施することができる任意の適切なワイヤレス・デバイスによって実施され、パケットが送信されるチャネルを決定するためのモジュール1002および、決定されたチャネルの表す値にパケットのn番目の最上位ビットをセットするためのモジュール1004を含むことができる。ここで、nは、パケットの意図した受信側で既知である。] 図10
[0060] 図11は、ワイヤレス通信システムのチャネル識別を容易にする装置1100を例証する。プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実施される機能を表わす機能ブロックであるような、機能ブロックを含むように表わされる装置1100が認識されることになる。装置1000は、他のデバイス(例えば、NodeB、UE、等)からの送信を受信する能力を有する任意の適切なワイヤレス通信デバイスによって実施され、ネットワーク・デバイスからパケットを受信するためのモジュール1102と、受信されたパケット内の所定の位置にあるビットの値を得るためのモジュール1104と、得られたビット値に基づいてパケットが送信されたチャネルを判定するためのモジュール1106と、を含むことができる。] 図11
[0061] 今、図12を参照して、ワイヤレス多重アクセス通信の例証が様々な態様に従って提供される。1つの例において、アクセス・ポイント1200(AP)は、複数のアンテナ・グループを含む。図12で示されるように、1つのアンテナ・グループは、アンテナ1204および1206を含むことができ、別のアンテナ・グループは、アンテナ1208および1210を含むことでき、別のアンテナ・グループは、アンテナ1212および1214を含むことができる。図12において、2つのアンテナのみが各アンテナ・グループに対して示されているが、より多く若しくはより少数のアンテナが各アンテナ・グループのために利用され得ることが認識されるべきである。別の例において、アクセス端末1216は、アンテナ1212および1214と通信し得る。ここで、アンテナ1212および1214は、順方向リンク1220にわたってアクセス端末1216に情報を送信し、逆方向リンク1218にわたってアクセス端末1216からの情報を得る。追加のおよび/または代案として、アクセス端末1222は、アンテナ1206および1208と通信し得る。ここで、アンテナ1206および1208は、順方向リンク1226にわたってアクセス端末1222に情報を送信し、逆方向リンク1224にわたってアクセス端末1222からの情報を得る。周波数分割複信システムにおいて、通信リンク1218、1220、1224および1226は、通信のために異なる周波数を使用し得る。例えば、順方向リンク1220は、逆方向リンク1218によってその後に使用される周波数と異なる周波数を使用し得る。] 図12
[0062] アンテナの各グループおよび/またはそれらが通信を意図しているエリアは、アクセス・ポイントのセクタとして称され得る。1つの態様に従って、アンテナ・グループは、アクセス・ポイント1200によってカバーされるエリアのセクタのアクセス端末に通信すること意図し得る。順方向リンク1220および1226にわたる通信において、アクセス・ポイント1200の送信アンテナは、異なるアクセス端末1216および1222のための順方向リンクの信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを利用し得る。さらに、その受信可能なサービスエリアのいたる所にランダムに散乱したアクセス端末に送信するためにビームフォーミングを使用するアクセス端末は、その全てのアクセス端末に単一のアンテナを通じて送信するアクセス・ポイントより隣接セルのアクセス端末に対する干渉が少なくなる。]
[0063] 例えば、アクセス・ポイント1200のようなアクセス・ポイントは、端末と通信するために使用される固定局であり、さらに、基地局、ノードB、および/または他の適切な用語として称され得る。さらに、例えば、アクセス・端末1216または1222のような、アクセス端末は、モバイル端末、ユーザ装置、ワイヤレス通信装置、端末、ワイヤレス端末、および/または他の適切な用語として称され得る。]
[0064] 今、図13を参照して、ここで説明される様々な態様が機能し得る例示のワイヤレス通信システム1300を例証するブロック図が提供される。1つの例において、システム1300は、送信機システム1310および受信機システム1350を含む多入力多出力(MIMO)システムである。しかしながら、送信機システム1310および/または受信機システム1350は、更に、多入力単一出力に適用され得る。ここで、例えば、(基地局上における)複数の送信アンテナは、(例えば、移動局上における)単一のアンテナ・デバイスに1つまたは複数のストリームを送信することができる。さらに、ここで説明される送信機システム1310および/または受信機システム1350の態様は、単一出力と単一入力アンテナ・システムとの接続が利用され得ることが理解されるべきである。] 図13
[0065] 1つの態様に従って、多数のデータ・ストリームのためのトラフィック・データは、送信機システム1310においてデータ・ソース1312から送信(TX)データ・プロセッサ1314に供給される。1つの例において、各データ・ストリームは、それぞれの送信アンテナ1324を介して送信され得る。追加として、TXデータ・プロセッサ1314は、符号化されたデータを供給するためにそれぞれのデータ・ストリーム各々に対して選択された特定の符号化スキームに基づいて各データ・ストリームのためのトラフィック・データをフォーマットし、符号化し、インターリーブし得る。1つの例において、その後、各データ・ストリームのコード化されたデータは、OFDM技術を使用して、パイロット・データが多重化され得る。パイロット・データは、例えば、既知の方法で処理される既知のデータ・パターンになり得る。さらに、パイロット・データは、チャネル応答を推定するために受信機システム1350で使用され得る。送信機システム1310に戻って、各データ・ストリームの多重化されたパイロットおよび符号化データは、変調シンボルを供給するためにそれぞれのデータ・ストリーム各々に対して選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QPSK、M−PSK、M−QA)に基づいて変調され(たとえば、シンボル・マッピングされ)得る。1つの例において、各データ・ストリームに対するデータ転送速度、符号化、および変調は、プロセッサ1330で実行されおよび/またはプロセッサ1330によって供給される命令によって決定され得る。]
[0066] 次に、全てのデータ・ストリームに対する変調シンボルは、TXプロセッサ1320に供給され得る。TXプロセッサ1320は、さらに(例えば、OFDMのための)変調シンボルを処理し得る。その後、TXMIMOプロセッサ1320は、NT個のトランシーバ1322aから1322tにNT個の変調シンボル・ストリームを供給し得る。1つの例において、各トランシーバ1322は、1つまたは複数のアナログ信号を供給するためにそれぞれのシンボル・ストリーム受信し、処理し得る。その後、各トランシーバ1322は、MIMOチャネルにわたって送信するために適した変調信号を供給するためにアナログ信号をさらに調整(例えば、増幅し、フィルタにかけ、アップコンバート)する。従って、トランシーバ1322aから1322tまでのNT個の変調信号は、その後、NT個のアンテナ1324aから1324tそれぞれで送信され得る。]
[0067] 別の態様に従って、送信された変調信号は、NR個のアンテナ1352aから1352rによって受信機システムで受信され得る。その後、各アンテナ1352からの受信した信号は、それぞれのトランシーバ1354に供給され得る。1つの例において、各トランシーバ1354は、それぞれの受信信号を調整(例えば、フィルタにかけ、増幅し、ダウンコンバート)し、サンプルを供給するために適当な状態にされた信号をデジタル化し、その後、対応する「受信」シンボル・ストリームを供給するためにサンプルを処理する。その後、RXMIMO/データ・プロセッサ1360は、NT個の「検波」シンボル・ストリームを供給するために特定の受信機処理技術に基づいてNR個のトランシーバ1354からNR個の受信シンボル・ストリームを受信し、処理し得る。1つの例において、各検波シンボル・ストリームは、対応するデータ・ストリームのために送信された変調シンボルの推定であるシンボルを含み得る。その後、RXプロセッサ1360は、対応するデータ・ストリームのためのトラフィック・データを復元するために各検波シンボル・ストリームを復調し、デインターリーブし、復号することによって少なくとも一部の各シンボル・ストリームを処理し得る。したがって、RXプロセッサ1360は、送信機システム1310においてTX MIMOプロセッサ1320およびTXデータ・プロセッサ1313によって実行されたものに対して相補的なものになり得る。RXプロセッサ1360は、さらに、データ・シンク1364に処理したシンボル・ストリームを供給し得る。]
[0068] 1つの態様に従って、RXプロセッサ1360によって生成されたチャネル・応答推定値は、受信機において空間/時間処理を実行するため、電力レベルを調整するため、変調レートまたはスキームを変更するため、および/または適切な動作のために使用され得る。さらに、RXプロセッサ1360は、例えば、検波シンボル・ストリームの信号対干渉雑音比(SNRs)のようなチャネル特性を推定し得る。その後、RXプロセッサ1360は、プロセッサ1370に推定チャネル特性を供給し得る。1つの例において、RXプロセッサ1360および/またはプロセッサ1370は、さらに、システムのための「動作」SNRの推定値を導き出し得る。その後、プロセッサ1370は、チャネル状態情報(CSI)を供給し得る。CSIは、通信リンクおよび/または受信データ・ストリームに関する情報を備え得る。この情報は、例えば、動作SNRを含み得る。その後、CSIは、TXデータ・プロセッサ1318によって処理され、変調器1380によって変調され、トランシーバ1354aから1354rによって調整され、送信機システム1310に送信し返し得る。さらに、受信機システム1350におけるデータ・ソース1316は、TXデータ・プロセッサ1318によって処理されるために追加のデータを供給し得る。]
[0069] 送信機システム1310に送信し返された、受信機システム1350からの変調信号は、その後、受信機システムによってレポートされたCSIを復元するために、アンテナ1324によって受信され、トランシーバ1322によって調整され、復調器1340によって復調され、RXデータ・プロセッサ1342によって処理され得る。1つの例において、レポートされたCSIは、その後、プロセッサ1330に供給され、データ転送速度を決定するために使用されると共に、1つまたは複数のデータ・ストリームのために使用される符号化と変調スキームのために使用され得る。その後、決定した符号化および変調スキームは、量子化のためにトランシーバ1322に供給され、および/または受信機システム1350に対する後の送信に使用され得る。追加のおよび/または、代替として、レポートされたCSIは、TXデータ・プロセッサ1314およびTXMIMOプロセッサ1320に対して様々な制御を生成するためにプロセッサ1330によって使用され得る。別の例において、RXデータ・プロセッサ1342によって処理されたCSIおよび/または他の情報は、データ・シンク1344に供給され得る。]
[0070] 1つの例において、受信機システム1310におけるプロセッサ1330および受信機システム1350におけるプロセッサ1370は、それぞれのシステムにおいて処理を命令する。さらに、送信機システム1310のおけるメモリ1332および受信機システム1350におけるメモリ1372は、プロセッサ1330および1370それぞれによって使用されるプログラム・コードおよびデータのための記憶装置を供給し得る。さらに、受信機システム1350における、様々な処理技術は、NT個の送信シンボル・ストリームを検波するためにNR個の受信信号を処理するために使用され得る。これらの受信処理技術は、空間および空間−時間受信機処理技術を含み得る。これは、等化技術、および/または「連続ヌル化(nulling)/等化および干渉キャンセル」受信機処理技術と称され得る。さらに、この技術は、「連続干渉キャンセル」または「連続キャンセル」受信機処理技術と称され得る。]
[0071] ここにおいて説明される態様は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、またはそれらの任意の組み合わせによって実施され得ることが理解されるべきである。システムおよび/または方法が、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアまたはマイクロコード、プログラム・コード、あるいはコード・セグメントの形で実施される場合、それらは、ストレージ・コンポーネントなどの機械可読媒体に記憶され得る。コード・セグメントは、プロシージャ、ファンクション、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、あるいは命令、データ構造、またはプログラムステートメントの任意の組み合わせ、を表わすことができる。コード・セグメントは、情報、データ、引き数、パラメータ、またはメモリコンテンツを渡すこと、および/または受信することにより、別のコード・セグメントまたはハードウェア回路に結合され得る。情報、引き数、パラメータ、データなどは、メモリ共有化、メッセージパッシング、トークンパッシング、ネットワーク送信などを含む適切な任意の手段を使用して、渡され、転送され、または送信され得る。]
[0072] ソフトウェアの実施に対して、ここにおいて説明される技法は、ここにおいて説明される機能を実行するモジュール(例えば、プロシージャ、ファンクションなど)を用いて実施され得る。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニットに記憶され、そしてプロセッサによって実行され得る。メモリ・ユニットは、プロセッサ内部に、あるいはプロセッサの外部に実施され、外部の場合においては、メモリ・ユニットは、当技術分野において知られているような様々な手段を通してプロセッサに通信するように結合され得る。]
[0073] 上記で説明されているものは、1つまたは複数の態様の例を含む。上記に述べられた態様を説明する目的のためにコンポーネントまたは方法のあらゆる考えられる組み合わせを説明することは、もちろん可能ではないが、当業者は、様々な実施形態の多数のさらなる組み合わせと置換とが可能であることを認識し得る。したがって、説明されている態様は、添付の特許請求の範囲の精神および範囲内に含まれるすべてのそのような変更、修正、および変形を包含するように意図される。さらに、用語「含む(includes)」が、詳細な説明または特許請求の範囲のいずれかにおいて使用される限りでは、そのような用語は、「備えている(comprising)」が、請求項におけるトランジショナルワード(transitional word)として使用されるときに解釈されるように、用語「備えている(comprising)」と同様にして包含的であるように意図される。さらに、詳細な説明、または特許請求の範囲のいずれかにおいて使用されるような用語「または(or)」は、「非排他的論理和(non-exclusive or)」であるように意味される。]
权利要求:

請求項1
ワイヤレス通信システム内の送信に関連するチャネルを示すための方法であって:データ・パケットが送信されることになっているチャネルが第1のチャネルなのかまたは第2のチャネルなのかを識別することと;前記識別されたチャネルに関連するフォーマットに従って第1の層に関連するプロトコルを使用して前記データ・パケットをフォーマットすることと;前記第1のチャネルが識別されている場合に第1の論理値に、或いは前記第2のチャネルが識別されている場合に第2の論理値に、前記データ・パケットの意図した受信側における第2の層で既知の位置における、前記データ・パケット内のビットをセットすることと;を備える方法。
請求項2
前記第2の層は、前記第1の層より低い、請求項1に記載の方法。
請求項3
前記第1の層は、無線リソース制御(RRC)層であり、前記第2の層は、メディア・アクセス制御(MAC)層である、請求項1に記載の方法。
請求項4
前記データ・パケットの前記意図した受信側は、ユーザ装置(UE)である、請求項1に記載の方法。
請求項5
前記データ・パケットの前記意図した受信側は、ノードBである、請求項1に記載の方法。
請求項6
前記データ・パケット内の前記ビットがセットされる前記位置は、前記データ・パケット内の4番目の最上位ビットに対応する、請求項1に記載の方法。
請求項7
前記第1のチャネルは、個別制御チャネル(DCCH)であり、前記第2のチャネルは、共通制御チャネル(CCCH)である、請求項1に記載の方法。
請求項8
前記第1の論理値は、1であり、前記第2の論理値は、0である、請求項7に記載の方法。
請求項9
前記第1の論理値は、0であり、前記第2の論理値は、1である、請求項7に記載の方法。
請求項10
前記セットすることは、データ・パケットが送信されることになっている前記チャネルとしてDCCHが識別されている場合、前記第1の論理値に論理チャネル識別子(LCID)の最上位ビットをセットすることを含む、請求項7に記載の方法。
請求項11
前記セットすることは、前記データ・パケットが送信されることになっている前記チャネルとしてCCCHが識別されている場合、メッセージ・タイプ・フィールドに対する所定のビット位置のすぐ前の1つまたは複数のビットを割り当てることと、所定の数のメッセージ・タイプ値を備えるセットから値を選択することによって前記メッセージ・タイプ・フィールド内のメッセージ・タイプの表示を符号化することと、を備える、請求項7に記載の方法。
請求項12
前記所定の数のメッセージ・タイプ値は、前記第1の層に関連する前記プロトコルに利用できるメッセージ・タイプの数を上回り、前記所定の数のメッセージ・タイプ値の少なくとも1つは、スペア値として予約される、請求項11に記載の方法。
請求項13
前記第1の層に関連する前記プロトコルに利用可能なそれぞれのメッセージ・タイプの第1のエレメントは、定数に向かうブール・エレメントを含む、請求項12に記載の方法。
請求項14
無線リソース制御(RRC)層プロトコル、第1のチャネル、第2のチャネルおよび受信デバイスに関連するデータを格納するメモリと;前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルから前記受信デバイスにプロトコル・データ・ユニット(PDU)を送信するためのチャネルを選択し、前記選択されたチャネルに関連するPDU構造に基づいて前記RRC層プロトコルを使用して前記PDUをフォーマットし、前記第1のチャネルが選択される場合、第1の論理値に、或いは第2のチャネルが選択される場合、第2の論理値に、前記受信デバイスにおけるメディア・アクセス制御(MAC)エンティティによって既知の所定の位置において、前記PDU内のビットをセットする、ように構成されたプロセッサと;を備えるワイヤレス通信装置。
請求項15
前記受信デバイスは、1つまたは複数の基地局または端末のである、請求項14に記載のワイヤレス通信装置。
請求項16
前記PDU内の前記所定の位置は、前記PDU内の4番目の最上位ビットに対応する、請求項14に記載のワイヤレス通信装置。
請求項17
前記第1のチャネルは、個別制御チャネル(DCCH)であり、前記第2のチャネルは、共通制御チャネル(CCCH)である、請求項14に記載のワイヤレス通信装置。
請求項18
前記第1の論理値および第2の論理値は、前記第1の論理値が前記第2の論理値と異なるような0および1で構成されるグループから選択される、請求項14に記載のワイヤレス通信装置。
請求項19
前記プロセッサは、DCCHが前記PDUを送信するために利用される前記チャネルとして識別される場合、前記第1の論理値に論理チャネル識別子(LCID)の最上位ビットをセットするようにさらに構成される、請求項14に記載のワイヤレス通信装置。
請求項20
前記プロセッサは、CCCHが前記PDUを送信するために利用される前記チャネルとして識別される場合、メッセージ・タイプ・フィールドに対して前記PDU内の前記所定の位置の前の1つまたは複数のビットを割り当て、所定の数のメッセージ・タイプ値を備えるセットから値を選択することによって前記メッセージ・タイプ・フィールドのメッセージ・タイプの表示を符号化する、ようさらに構成される、請求項14に記載のワイヤレス通信装置。
請求項21
前記所定の数のメッセージ・タイプ値は、前記RRC層プロトコルに適用可能なメッセージ・タイプの数を上回り、前記プロセッサは、それぞれバッファ値として前記メッセージ・タイプ値の少なくとも1つを予約するようにさらに構成される、請求項20に記載のワイヤレス通信装置。
請求項22
前記プロセッサは、定数に向かうブール・エレメントを含むために前記RRC層プロトコルに利用可能なそれぞれのメッセージ・タイプの第1のエレメントを構成するようにさらに構成される、請求項21に記載のワイヤレス通信装置。
請求項23
ワイヤレス通信システム内のチャネル区別を容易にする装置であって、前記装置は:パケットが送信されることになっているチャネルを決定するための手段と;前記決定したチャネルを示す値に前記パケットのn番目の最上位ビットをセットするための手段と;を備え、ここで、nは、前記パケットの意図した受信側で既知である、装置。
請求項24
nは、4に等しい、請求項23に記載の装置。
請求項25
前記決定するための手段は、個別制御チャネル(DCCH)または共通制御チャネル(CCCH)うちの1つを選択するための手段を備え;前記セットするための手段は、選択しているDCCHに0と1からなる前記グループから選択された所定の値に、または選択しているCCCHに前記所定の値の逆の論理値に、前記パケットの前記n番目の最上位ビットをセットするための手段を備える;請求項23に記載の装置。
請求項26
コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、前記コンピュータ可読媒体は:メディア・アクセス制御(MAC)プロトコル・データ・ユニット(PDU)が第1のチャネルまたは第2のチャネルを使用して送信されることになっているか決定するためのコードと;前記MACPDUが前記第1のチャネルを使用して送信されることになっている場合、第1の論理値に、或いは前記MACPDUが前記第2のチャネルを使用して送信されることになっている場合、第2の論理値に、前記MACPDUの意図した受信機に対して先験的に既知の前記MACPDU内の所定のビット位置で、論理値をセットするためのコードと;を備える、コンピュータ・プログラム製品。
請求項27
前記第1のチャネルは、共通制御チャネル(CCCH)であり、前記第2のチャネルは、個別制御チャネル(DCCH)であり、前記第1の論理値は、0と1で構成されたグループから選択された値であり、前記第2の論理値は、0と1で構成された前記グループから選択された値、すなわち前記第1の論理値と異なる値である、請求項26に記載のコンピュータ・プログラム製品。
請求項28
データ送信内でチャネル識別情報を供給するためのコンピュータ実行可能な命令を実行する集積回路であって、前記命令は:第1の論理チャネルと第2の論理チャネルとで構成される前記グループからデータ送信に関連する論理チャネルを選択することと;前記データ送信の意図した受信側に対して既知である前記データ送信内でビット位置を識別することと;前記第1の論理チャネルが選択されている場合、0と1で構成される前記グループから選択された第1の値に、または前記第2の論理チャネルが選択されている場合、前記第1の値と異なる、0と1で構成される前記グループから選択された第2の値に、前記識別されたビット位置をセットすることと;を備える、集積回路。
請求項29
パケット送信に関連するチャネルを識別するための方法であって、前記方法は:所定のビット位置にチャネル識別ビットを含む送信デバイスに関連する第1の層によって構成されたパケットを受信することと;前記チャネル識別ビットを得るために第2の層を使用して前記パケット内の前記所定のビット位置を分析することと;前記チャネル識別ビットの論理値に基づいて前記パケットに関連するチャネルを判定することと;を備える、方法。
請求項30
前記第2の層は、前記第1の層より低い、請求項29に記載の方法。
請求項31
前記第1の層は、無線リソース制御(RRC)層であり、前記第2の層は、メディア・アクセス制御(MAC)層である、請求項29に記載の方法。
請求項32
前記送信デバイスは、1つまたは複数のユーザ装置(UE)或いはノードBである、請求項29に記載の方法。
請求項33
前記パケット内の前記所定のビット位置は、前記パケット内の4番目の最上位ビットに対応する、請求項29に記載の方法。
請求項34
前記判定は:前記チャネル識別ビットが0または1のどちらの論理値を有しているか判定することと;前記チャネル識別ビットが0の論理値を有している場合、第1のチャネルに、或いは前記チャネル識別ビットが1の論理値を有している場合、第2のチャネルに前記パケットを関連付けることと;を備える、請求項29に記載の方法。
請求項35
前記第1のチャネルは、個別制御チャネル(DCCH)であり、前記第2のチャネルは、共通制御チャネル(CCCH)である、請求項34に記載の方法。
請求項36
前記第1のチャネルは、CCCHであり、前記第2のチャネルは、DCCHである、請求項34に記載の方法。
請求項37
前記分析は、前記パケットを解析する前に、実行される、請求項29に記載の方法。
請求項38
前記判定されたチャネルに基づいて前記パケットを解析するために前記第1の層に関連するプロトコルを利用すること、をさらに備える請求項37に記載の方法。
請求項39
送信局、第1のチャネル、第2のチャネル、および整数nに関連するデータを格納するメモリと;前記送信局からプロトコル・データ・ユニット(PDU)を受信し、前記PDU内のn番目の最上位ビットの値を抽出し、前記抽出された値が第1の論理値である場合、前記PDUと前記第1のチャネルを関連させ、または前記抽出された値が第2の論理値である場合、前記PDUと前記第2のチャネルを関連させる、ように構成されたプロセッサと;を備えるワイヤレス通信装置。
請求項40
前記送信局は、1つまたは複数の移動局或いは基地局である、請求項39に記載のワイヤレス通信装置。
請求項41
前記整数nは、4に等しい、請求項39に記載のワイヤレス通信装置。
請求項42
前記第1の論理値および前記第2の論理値は、前記第1の論理値と前記第2の論理値が異なるような0と1で構成される前記グループから選択される、請求項39に記載のワイヤレス通信装置。
請求項43
前記第1のチャネルは、個別制御チャネル(DCCH)であり、前記第2のチャネルは、共通制御チャネル(CCCH)である、請求項39に記載のワイヤレス通信装置。
請求項44
前記プロセッサは、前記PDUを解析する前に前記PDU内の前記n番目の最上位ビットの前記値を抽出するように構成される、請求項39に記載のワイヤレス通信装置。
請求項45
送信されたパケットに関連するチャネルの識別を容易にする装置であって、前記装置は:ネットワーク・デバイスからパケットを受信するための手段と;前記パケット内の所定の位置にあるビットの値を得るための手段と;前記得られたビット値に基づいて前記パケットが送信されたチャネルを判定するための手段と;を備える、装置。
請求項46
前記パケット内の前記所定の位置は、前記パケット内の4番目の最上位ビットである、請求項45に記載の装置。
請求項47
前記判定するための手段は、前記得られたビット値が0である場合、前記パケットに第1のチャネルを関連付け、或いは前記得られたビット値が1である場合、前記パケットに第2のチャネルを関連付けるための手段を備える、請求項45に記載の装置。
請求項48
コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、前記コンピュータ可読媒体は:メディア・アクセス制御(MAC)プロトコル・データ・ユニット(PDU)を受信するためのコードと;前記MACPDU内の所定のビット位置に関連する論理値を抽出するためのコードと;前記抽出された論理値が0である場合、第1のチャネル・フォーマットに従い、前記抽出された論理値が1である場合、第2のチャネル・フォーマットに従って、前記MACPDUを解析するためのコードと;を備える、コンピュータ・プログラム製品。
請求項49
前記第1のチャネル・フォーマットおよび前記第2のチャネル・フォーマットは、前記第1のチャネル・フォーマットが前記第2のチャネル・フォーマットと異なるような共通制御チャネル(CCCH)と個別制御チャネル(DCCH)で構成されるグループから選択される。
請求項50
データ送信が供給されるチャネルを識別するためのコンピュータ実行可能な命令を実行する集積回路であって、前記命令は:前記データ送信が供給されるデバイスに対して既知のデータ送信内のビット位置の識別することと;前記データ送信の前記所定の位置から0と1で構成されるグループから選択された値を得ることと;前記得られた値が0である場合、第1のチャネルが前記データ送信に使用された、または前記得られた値が1である場合、第2のチャネルがデータ送信に使用された、と判定することと;を備える、集積回路。
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公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-07-25| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120724 |
2012-11-14| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121113 |
2013-03-14| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130313 |
2013-03-25| A911| Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20130322 |
2013-04-15| A912| Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20130412 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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